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決意表明

来年の秋、還暦を迎えます。…ほんと?ほんとです。ほんとなのぉ〜。


歌い始めてから51年目に入ります。8歳から歌っているので、間違い無いですね、足し算。やれやれです。でも、三日坊主の私がここまで歌い続けているというのは奇跡で、ありえないことなのです。それだけ、好きだということなんだと思います。


来年に向けて、実は、還暦記念リサイタルをしようかと、こっそり企画しているのです。


まずは、とか言って。何回やるんだ。はい。2回やるかもしれません。今のところですけど。もしかしたら曲を整理して、1回にするかもしれませんし、同じプログラムで場所を変えて2回するとか、外国語と日本語で1回ずつかもしれません。


今、チャレンジしている「音が転がる系」の音楽、バッハとかヘンデルとかモーツァルトとか、そういう作曲家のものをいくつか取り上げて行うのが1つ。


そして、専門にしている日本歌曲を中心にして、最後に、オペラ「夕鶴」のアリアも入れようと思います。


過去にやったことがある曲も入れますが、まだ表に出していない曲も入れていこうと思っているのであります。


そうは言うけれども。


転がるはずの声なのに、音を転がせない私は、それをそのままとしてきたわけです。なんとなく「できたふり」をしてきたわけです。でも、一番私自身が「できてない」と知っているんです。でも、ね。教える立場だし、還暦超えて、新たに何かできるかというと、ちょっと難しいかなと思っているのです。


だからこそ、1年半くらいかけて、転がるように密かに毎日あれこれ試行錯誤しているのです。こっそりと。難しいんですよ。何十年と放置してきましたからね。反省しながら、意外と必死に練習しています。


コロラトゥーラの方に、コツなどを伺いながら、ヒントにして練習しています。でもね「転がそうと思ってないのよ。転がるから」って言われると、爆笑してしまう。そうですよねーって。そうなのよ。コロラトゥーラの方って、元から転がることが多いらしい。


ま、そうは言っても、努力で転がるようになった人を知っているので、頑張らないといけないなと思うんです。今、イタリアで活躍している「伊藤黎」さん。彼女は音高で門下生だったのですが、イタリアで頑張って頑張って勉強して、今や椿姫とか普通に歌えるようになっているのにびっくりしました。転がらなかったタイプだと思うので。努力家という特性を彼女は持っているのだけど、どれだけ頑張ったかが理解できるだけに、尊敬しています。娘ほど離れているけど、尊敬しています。


頑張ろう。


日本歌曲は、別宮貞雄先生の「淡彩抄」全曲。これは私にとって思い入れがあり、別宮先生にも聴いていただいたことがあるので、ぜひ歌いたいと思っています。


ある本番で「淡彩抄」を歌ったのですが、別宮先生が楽屋まで来てくださり「ありがとう、歌ってくれて。僕が作りました」とおっしゃって。「智恵子抄を歌ってみてほしい。音域とか自分に合うものだけでもいいから、歌ってみて」と勧めてくださいました。智恵子抄を歌った時も、聴きに来てくださいました。


とても、優しくて、あたたかい方という印象しかありません。「さくら横丁」という素敵な曲があるのですが、同じ詩で中田喜直先生が作曲された作品もあります。その曲に対する素朴な疑問にも答えてくださり、今思えば大変失礼な質問だったかもしれないのに、本当に気さくに、笑顔で答えてくださったんです。そのことにも感謝していて、声が出るうちに、全曲歌っておきたいと思っています。


なので、要するに外国語のものと、日本語のものを別々に披露する機会を作ろうか、1つのプログラムに組み込むかが問題なんです。


今、歌いたい曲、聴いていただきたい曲をリストアップしているところです。それを熟考して、どのようにするか、決めたいと思います。


チャレンジ、です。上手くなりたい。表現したいことを表現し切れる技術をちゃんと身につけたい。ずーっと思い続けて、練習を続けているけれど、思うように時間が取れなかったり、喘息になっちゃったり、難聴になったり、あーあと思うこともあるけれど、それはね、言い訳なので、覚悟を決めてやればいいだけのこと。まぁ、それでも、思うようなコンディションに持っていけない時もどうしても出てくるんだけど、やっぱり歌うことが大好きなので、続けていくしかないと思って、還暦リサイタルを目指そうと心に決めたのです。


やっていないこと、やれていないこと、なんとなく過ごしてしまったことを、還暦前にちゃんとできるようになりたいと。


まだできることがあると思う。まだできることがあると信じて、チャレンジしてみます。



紫蘭の美しさに勇気をいただき、頑張るぞという決意表明でした。

「いらしてください」と言えるように頑張ります。


応援していただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします!



 
 
 

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