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被爆楽器たちが語る平和コンサート

広島には、被爆した楽器たちが存在します。被爆ピアノ、被爆ギター、そして被爆ヴァイオリン。


2012年から被爆ピアノと関わるようになり、矢川光則さんと共に4トントラックに乗って全国で平和コンサートを開催して回っておりました。2020年に被爆ギターと出会い、私の中でいろんな思いが溢れて、いつかきっと、被爆楽器たちを集めて演奏会を、と思うようになりました。


被爆ピアノ、被爆ギター、被爆ヴァイオリンをお借りするスケジュールと、演奏家たちのスケジュールと、ホールのスケジュール。全てを合わせるのがとても大変でした。それでも、やらなければならないテーマだと思って、世界で初めて、被爆楽器たちを同じ空間に集結させて、音を奏でるという思いを貫くことに挑戦しました。


被爆ヴァイオリンは、学校法人広島女学院大学様の所有です。多大なるご理解・ご協力をいただき、メンテナンス直後の素晴らしい状態で演奏させていただくことができることになりました。


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被爆ギターは石原先生が、持ち主の井上進さんより貸与されていて、当日はご本人にも会場にお越しいただいておりました。


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被爆ピアノは、矢川さんは愛知県におられましたが、当日の朝にもお電話くださり、激励していただきました。千田町で被爆したピアノをお借りしました。数え切れないくらい、一緒に演奏したピアノで、とっても嬉しかったです。


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被爆楽器たちが、素晴らしい音色を奏でる感慨深い時間でした。終わるのが悲しいくらいに。悲願だった演奏会を行うことができたことに、ホッとしました。たくさんの方にご後援いただき、応援していただいておりましたので、緊張しておりました。


残念ながら、ささぐちともこさんが体調不良のため、お手紙で参加という形に変更となりました。でも、とっても素敵なお手紙で、代読しながら、グッと来ました。


たくさんの方々から、感想のメールが届いています。とっても嬉しいです。大変だったけど、やって良かったと思っています。


私も2曲ほど、被爆楽器たちと演奏しました。1曲は、友安優弥さん作詞作曲「紡ぎ」(おりづるタワーテーマ曲)、もう1曲は白浜満司教様作詞・佐伯康則先生作曲「みんなで力あわせて」。友安優弥さん、佐伯康則先生に会場にお越しいただき、皆様にご紹介いたしました。


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強行アンコールでは、全楽器で「涙そうそう」を演奏し、今年4月に他界された一番電車車掌・笹口里子さんを偲んで演奏をいたしました。涙しておられる方もいらっしゃって、なんとも、優しいあたたかな空間になり、とても感動しました。


被爆ヴァイオリンが深く深く豊かであたたかな音色を奏で、被爆ピアノがかつてないほどの繊細で美しい音を奏で、被爆ギターが繊細で優しい音色で奏で、とても感動しました。できれば、終わってほしくない時間でした。


ヴァイオリニストの三島文佳さんには、松江からお越しいただきました。笹口里子さんの出身地の島根県に関わる方にお願いしたくて、石原先生にご紹介いただきました。とっても控えめな方なのですが、芯の強さを持つ素敵なお人柄に惚れ込んでおります。被爆ヴァイオリンを本当に大切にしてくださり、愛情を持って取り組んでくださったこと、本当に感謝しています。


谷崎友美さんのピアノは、圧巻でした。被爆ピアノは、古い楽器なので、コントロールが難しいこともあるのですが、え?と思うほど、被爆ピアノの音色が本当に美しく、その技術と感性の高さに改めて感動しました。


石原圭一郎先生には準備段階から、西区民文化センターに近いところに教室があるということで、マメに手続きなどに通ってくださったり、広島ホームテレビの密着取材が決まったことで、少なからずご負担のある中、熱い演奏で会場を魅了したかと思えば、楽しいトークを展開してくださり、改めて素敵な先生だー!と思いました。


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被爆楽器たちに深く感謝しています。被爆楽器たちを主役としたコンサートをどうしても行いたくて企画したので、私はもう本当に感無量です。


身体はボロボロに疲れましたが、楽しかったし、何より幸せでした。


ステマネを引き受けてくださった井開さんをはじめ、被爆ピアノを運んでくださった方々にも感謝です。受付のエリザベト音大の学生さんたちの賢さに脱帽!安心して任せられる学生さんでした。さすがです。


そしてそして!西区民文化センターの方が、本当に親切に、そして、細やかに支えてくださったからこそ、あの公演が実現できたと思っています。


そして、遠くは神戸から駆けつけてくださったり、お客様のあたたかく優しい反応に、心から感謝しています。皆さんから届く熱い感想に、「やって良かった」と心底思います。


みんなの思いが集結した公演になったと自負しています。皆さんに感謝です。


なお、石原圭一郎先生に密着取材をしてくださった広島ホームテレビさん。23日放送のピタニューで、その模様が流れます。今回のコンサートが行われるということで、被爆ギターを演奏する石原先生に密着してくださいました。是非ご覧ください!


(加筆:YouTubeにアップされていました!是非ご覧ください)


また、ささぐちともこさんは、お母様を題材とした本を執筆中で、出版に向けて頑張っておられるそうです。全力で応援したいと思います!


本当にありがとうございました。この感度と感謝を支えに、また地道に平和コンサートを行ってまいります。


音楽に感謝。


体のあちこちが謎の筋肉痛。公演後あるあるです。


また地道に地道に活動を続けて参ります。感謝を忘れず、地道に。

 
 
 

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